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徒然なるままに考えていることなどを書いていくブログ

メルペイに新卒入社しました

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正確には株式会社メルカリに入社して株式会社メルペイに出向、という形です。「株式会社メルカリに新卒入社しました」というエントリタイトルが多かったので重複を避けるためにこう書きました。

4 月に入社してちょうど 3 ヶ月が経ち、無事解雇されずに試用期間を終えたので入社エントリを書きました。

入社するまでのこと

メルカリという選択肢をソフトウェアエンジニアとして意識し始めたのは、大学の先輩である upamune さんに紹介して頂いた頃からでした。たしか学部 2 年の冬頃だった気がします。

翌年の初夏頃に yuzushiohyamashou と知り合い、当時メルカリ・ソウゾウで働いていた yuzushioh くんが tenntenn さんと自分たちを繋いでくれて、その以降しばしば tenntenn さんが会津大学にきてくれるようになりました。

以下は tenntenn さんが初めて会津にきたときに開催された Aizu.go というイベントのツイートです。ここで聞いた、「技術をアウトプットするところに技術は集まる」という言葉は今でも強く印象に残っています。

その後、このイベントで発表していた gRPC クライアントの Evans を Go のリリースを祝うイベントである Go 1.10 Release Party in Tokyo で発表しないか?と誘われたので即「行きたいです!!」と返事し、発表することになりました。
ちなみに、GopherCon 2018 や今月発売された Software Design 2019年7月号 でも Evans について発表、記事を書く機会を頂いていて本当に感謝です 🙏🙏
これらの発表や、Evans という OSS を通して自分の世界が大きく広がりました。

インターンは二回行き、どちらも希望通りメルペイに配属され、それぞれ 1 ヶ月半*1ほど働いていました。 特に印象に残っているのは二回目のインターンで、メンターの osamingo さん、チームメンバーだった upamune さん tomoka ちゃんと店舗側のレジで QR コードを読み取るタイプの決済サービスを作っていました。社内のこと、決済ドメインのことをほとんどわからない状態で配属されたので二人からはあらゆることを教えてもらい、とにかく学びしか無い最高に充実したインターンでした。

こんな感じで、在学中何度もメルカリと関わる機会があったため、当然就職先としての選択肢に入っていました。 最終的にメルペイへ行くことに決めた理由としては、

  • 一緒に働きたい人が他の会社と比べて一番多かった
  • 決済ドメインに興味があった
  • メルペイではマイクロサービスアーキテクチャを採用していて、その複雑さに向かい合ってみたかった
  • 自分がもっとも好きなプログラミング言語である Go を採用していた
  • メルカリ・メルペイのカルチャーやバリューが好きだった
  • 生きるのに困らなそうだった

といった点が挙げられます。
特に、「一緒に働きたい人が一番多かった」というのが決定的な要因でした。
前職でインターンとして働いていたときに一緒にバックエンドシステムを開発していた、プログラミング言語 Go や Effective Java を翻訳している 柴田さん もメルペイで働いています。柴田さんは 59 歳であるにもかかわらず、ソフトウェアエンジニアとしてバリバリコードを書き続けていてとにかく尊敬できる方で、自分もずっとソフトウェアエンジニアとしてコードを書き続けていきたいと強く思わせてくれた方です。

入社してからのこと

4 月に入社してから 1 ヶ月は同期と共通研修や技術研修を受けていました。同期は全部で 50 人 (!) いて一人ひとりが違った強みを持っていてリスペクトできる人ばかりです。

研修内容について詳しくは以下。

新卒メンバーが初集結&オリジナル研修を実施したよ!#メルカリな日々 | mercan (メルカン)

共通研修・技術研修の次には Scrum Training 研修がありました。自分は早期配属されたため、この研修は最初の数日しか参加していないのですが、チームメンバー全員が最初からハイパフォーマンスで活躍していて本当に新卒か?と疑うほどでした。詳細は自分が一瞬だけ所属していたチームのメンバーである @shopetan の記事をご覧ください 👇

shopetan.hatenablog.com

先程述べたように、自分は研修の途中で早期配属されました。
1on1 の際に希望があれば早期配属をできる旨を伝えられ、このまま研修に参加するか、早期配属を選ぶか非常に迷ったのですが、最終的には後者を選ぶことにしました。
理由としては、

  • 前回のインターンで所属していた、 QR コード決済周りを扱うチームでやることがたくさんあると聞いていた
  • 前回作っていたマイクロサービスをリリースする前にインターンが終わってしまったのが心残りだった

からです。

配属されてからは自分を含めたチームのメンバー 3 人 *2 で PayPay の様な、お客さまが読み取る方式の QR コード決済のマイクロサービスを開発していました。 分散システム特有の難しさなどに四苦八苦しながらも *3 開発は順調に進み、無事先日リリースできました。

同期が研修を通して学びを得ていく中で自分自身少し焦りもあったのですが、無事バリューを出せたので良かったです。

jp.merpay.com

一緒に開発していた 2 人はとてつもなく優秀で、あらゆる局面で助けられましたし、お互いの強みでチームをより強固にしている理想的なチームで、開発しててとにかく楽しかったです。

終わりに

そんな感じで、日々楽しく生きています。

サービスをリリースしたのも束の間で、7 月からは新しい Q になり、また新たなチャレンジが始まりました。
自分が所属しているチームでは非常に多くのプロジェクトがあり、刺激的な日々を受けています。

メルペイでのバックエンドシステム開発に興味がある方はぜひ DM なりで連絡してくれると嬉しいです。一緒にごはんなり行きましょう〜。

*1:大学が東京から離れているため、長期休暇しか働けなかった

*2:2 人とも公に所属を明らかにしていないのでここでは明言しません

*3:こういう問題をどうやって解決していくかを考えるのもまた楽しい

土善旅館で開発合宿してきた

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最近忙しく、なかなかブログを書けなかったのでだいぶ間が空いてしまったのですが、GW 中に大学時代の友人らと土善旅館で開発合宿をしてきました。

5/1 から 2 泊 3 日、あまりお金がない友人らもいたのでエコノミー開発合宿プランでした。 他のブログでも言及されている通り、Wi-Fi が非常に安定していたり、ディスプレイ・スクリーン、ケーブル、Yogibo Max などのあらゆる備品が無料で借りられたり (合宿中に借りられなくて困ったものが一切なかった) と、とにかく開発するのに最適化された合宿でした。

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ちょうど令和になったので記念飴を貰った

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普通じゃない本も置いてある

最寄り駅までや、お昼に食べに行くときの送迎までしていただけたので本当に感謝です 🙏

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お昼は近くのお店に食べに行ったり

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ごはんもすごく美味しいし、差し入れをいただいたりもした

近くの神社

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近くにある諏訪大神とブランコ

夜はボードゲームやったり、リズと青い鳥観たり (+ 東京へ帰った直後に誓いのフィナーレも観に行った)

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旅館にははなちゃんという猫がいて、癒やされます

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開発合宿プランと銘打ってるだけあって、何も不自由せずひたすら開発に集中できる最高の環境でした!開発合宿をしてみたい方はぜひ行ってみてください。
また近いうちに行きたいなーー

www.dozenryokan.com

Go Conference 2019 Spring で発表してきた

先日行われた Go Conference 2019 Spring で "Fuzzy finder as a Go library" というタイトルで発表してきました。

gocon.connpass.com

発表スライドは以下。

speakerdeck.com

Fuzzy finder をライブラリとしてつくる、という結構マニアックな発表にもかかわらず多くの人に来ていただけました 。ありがとうございました!
発表練習をしていたときはどれも 20 分を若干超えていたので少し不安でしたが、当日の発表では緊張による早口からか、ちょうど良い時間で終わることができたので一安心でした。

GoCon での発表はこれが初めてでした。前回の GoCon の懇親会帰りのエレベータで @ymotongpoo さんに会った際に「次回はスピーカーとして参加したいです」と言っていたのでちゃんと達成できてよかったです。

当日見たセッションは以下のような感じで、どれも面白かったです。

  • Go Module Proxy Life of a Query
  • Case studies of designing developer friendly libraries
  • エラー設計について / Designing Errors
  • Goによる外部プロセス起動ベストプラクティス及びtimeoutパッケージ徹底解決
  • Expand observability in Go
  • CPU, Memory and Go

各スライドについては @mom0tomo さんがまとめてくださっているのでそちらをご覧ください。

mom0tomo.github.io

今回の GoCon は初めて 4 トラックで行われ、参加者も非常に多くなっていました。これだけの規模のイベントを無事に開催できたのは運営の方々や、スポンサー企業の方々のおかげです。本当にありがとうございました!