自分には何が向いているのか?
最近はよく、「結局自分には何が向いているのか?」を自問していることが多い。
別に就活で鬱になっているとかそういうものではなく、この問い自体は高校生くらいの時からずっと考えていて、それがいろんな環境・人と関わることが多くなってからより強く考えるようになったというだけ。(そもそも就活はもう終えるつもり)
「何が」にはあらゆるものが当てはまって、自分の学んでいるコンピュータサイエンスなどの大きな枠から、ソフトウェアエンジニア・サーバサイドエンジニア、はては使っている技術スタックの一つ一つまで色々ある。
それらは学んでいること、仕事としていることであるけど、それ以外にも例えば趣味の絵を描くことだったり友人らと遊ぶことすら当てはめていることが多い。
そもそも自分は何が好きなのか・楽しいのかをよくわかっていないから、何が向いているのかもわからないのかもしれない。
もうずっと続けているソフトウェアをつくることですら、具体的になにが楽しいのかと聞かれると答えられない (か、適当に言葉を返している)。
新しい技術に触ること?わくわくする Web サービスをつくること?知識を増やすことができるところ?新しい価値をつくること?親しい人々と議論しながら目標へ向かっていくところ?誰かに喜んでもらいたいから?単純に自己顕示欲を満たすため?他にもいろいろあると思う。
上で挙げたことは間違いなくどれも楽しいことであると言えるし、実際そう感じる。でも、どれも一定のラインを超えるものではなくて、いつも自分の心の隅で冷ややかに見つめている自分がいる。
たまにあらゆることに無関心になることがあって、それもこういったところから来ているのかもしれない。
自分の中でもっとも得意なことは間違いなくソフトウェアエンジニアリングで、そのあたりの人よりかは断然できると自負しているし、それ相応の努力もしている。
でも、歳が同じくらいの人が自分より「できる」ところを見せつけられるとなにも言えなくなる。「できる」の定義は人それぞれ相対的なものなので、「自分よりできる」と思ったらそれは「できる」人。
なにも言えなくなると、大きな欠片を失った気分になる。自分からそれを取ったらきっと何も残らない。
絵を描くことも同じくらい好きだけど、こちらは自分の感情を表したいときにしか描かない。感情や心の中の絵を具現化できるのは楽しいことだと感じるけど、描くこと自体はそこまで好きではないのかもしれない。
もっとも関心がないのはお金なので、お金を前提にしていることはすべて興味を惹かれない。自分を評価してくれるスコアとしては必要だと思っているけど、基本的には今の生活を不自由なく送れるだけのお金があれば事足りる。
「本質的にあらゆることに無関心」、それが今の自分のような気がしていて、それが一番の悩みでもある。
なのでこれから何が楽しいのか、しっかり見て、考えていきたい。
もしかしたら考えること自体向いていないのかもしれないけれど。