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徒然なるままに考えていることなどを書いていくブログ

技術書典 5 で Go & Kotlin 本を頒布します

技術書典 5 の「う11」で「Go & Kotlin Playground」というタイトルの本を頒布します。 以下のような本です。表紙は入稿 1 時間前につくりました。

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Go & Kotlin Playground

ホームページもつくりました。 gcf.syfm.me

割とニッチな章ばかりかなぁと思います。
自分は第 1 章「gRPC Web Internals」と第 2 章「やはり俺の Go アプリケーション設計はまちがっている。」を担当しました。

第 1 章で取り上げている gRPC Web は gRPC を Web ブラウザ上で使うための gRPC ベースのプロトコルです。
gRPC と比べて具体的に何が異なっているのか?実用的なものなのか?将来的な目的はなんなのか?そういったことに触れています。
また、gRPC Web プロトコルの実装である improbable-eng/grpc-web での通信を読み解いて、どういうリクエスト・レスポンスが行われているのかを覗いてみたりもします。

github.com

gRPC Web を触ったことのない人も興味があればぜひ手に取ってみてください。

第 2 章「やはり俺の Go アプリケーション設計はまちがっている。」は Go アプリケーションの設計に関する章です。 Go を書く時に、パッケージをつくるべきか?一つのパッケージにまとめるべきか?どういうパッケージ構成にするか?といったことに悩んだ方も多いかと思います。
この章では、Go アプリケーションを開発するときに、どういう方針で構築していけばいいかを Go の標準パッケージの特徴や、Go 自体の設計思想などから考えていきます。
この章は、先日行われた Go の学生コミュニティによるイベント、Student Go #1 で発表した内容です。

speakerdeck.com

ここでの内容をベースに、その時の発表で話せなかったことや、補足、文章の再構成を行っています。
「Go アプリケーション設計」と銘打っていますが、実際にはすべてのソフトウェア開発共通で言える設計原則なので、Go をあまり書いたことのない人でも設計に興味がある方はぜひ手に取っていただければと思います。

このサークルの出展は今回が初めてとなります。色々至らない点があるかもしれませんが、少しでも興味があったら、ぜひ立ち寄ってください!

techbookfest.org